音のデザイン

近代のなかでアートを語るとき、音楽に注目するとよい。まさに近代の王道をいくクラシック音楽から現代音楽の世界。フォークソングからポップ・ミュージックからロック。ジャズからサンバ、タンゴから民族音楽まで。これだけ多種多様であると、音楽そのものがすでに音楽を逸脱している。現代音楽の自己解体振りがいまの社会のきざしなら、元ちとせのうたはそのまま神話的思考を揺さぶる。こんな音と人の戯れをまとめて語る場を創りたい。「音の学校」である。