女性の社会化と社会の都市化

よく女性の社会化が叫ばれ、これからの社会像が語られるが、これにはむかしからどこか違和感があった。バブル経済の破綻と社会機構の崩壊は、そのまま都市化する社会の破綻を意味していたが、なぜそこに「女性」かがなかなか了解できずにいた。

選挙の期間に痛切に感じたことであるが、辟易していたのは都市化する社会にあこがれ身を立てようとする女性たちであった。それよりも都市化以後の時代を築くための切り札として「母性」があるのではないかと思いあたったところだ。

社会のマザーボードはすっかり壊れている。