悉皆屋(しっかいや)

悉皆屋は、エディトリアルなネットワーカーだった。京の地に絢爛と現れる有象無象の文化を縫い合わせ、ひとつの形に仕上げていき、そこに呉服文化をつくった。いま、日本に不足している役である。病院のベッドの桜氏と電話で悉皆屋をつくる話をする。戦略を書きます、企画を書きます、コンサルティングします、などというよりも「悉皆屋です」の一言がいい。やはりNipponesqueで行かなくっちゃ。

ふたつの日本

Google Videoにふたつの日本を見る。


▼Documentary On Japanese Sushi
http://video.google.com/videoplay?docid=6905089586228877019


これは文化の二重性に遊ぶ作品。日本人から見ればとてもコミカルでシニカルなお遊びだが、海外から見る眼はまるで異なる。日本の不思議な風習を真剣に見るはずだ。


▼About the Densho Project
http://video.google.com/videoplay?docid=2693884915715900654
http://www.densho.org/


これは日系人の現実をアーカイブするプロジェクト。多民族国家という現実のなかで異なる文化がどのようにすれあい、どのように折り合いをつけてきたのか。さて、日本のなかにはこのようなプロジェクトが動いているだろうか。なぜ見えないのだろうか。これは近代の宿題なのか、それとも日本そのものの宿題なのか。