武田流弓馬道

今日は鶴岡八幡宮での流鏑馬神事。


鶴岡八幡宮流鏑馬神事が初めて行われたのは、文治三年(1187)八月十五日のこと。これより一年前の文治二年八月十五日、頼朝は鳥居の辺りを俳徊する老僧・西行法師と出会い、歌道、弓馬の道をきく。そして宮廷風の流鏑馬の方法を取り入れたそうな。


神事としての流鏑馬は、第29代欽明天皇の時代に、五穀豊穣を願って宇佐神宮に奉納したのが最初とされている。流鏑馬の名はこのときの矢馳馬(やばさめ)がなまったもの。ちなみに的が三つであるのは当時の韓国が三韓の時代であったことに由来すると言われている。


流鏑馬の二大流派に武田流小笠原流があり、鶴岡八幡宮では、春は武田流、秋は小笠原流となっている。


今年は特に早い馬が選ばれたという。


また「笠懸」は、笠を的にして、馬上から弓で射る騎射術のことで、鎌倉由比之浦笠懸が去年六月におよそ七百年振りに復活された。これは由比ガ浜で行われた。今年も行われるのだろうか。


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