百五十年

そろそろペリーが黒船で登場してから百五十年。登場の仕方があまりに見事だった。これが日本の「近代」のはじまりだ。いま百五十周年のイベントの話がいくつか持ち込まれるが、そろそろ次の百五十年のための旗をかかげるのがよい。鴎外先生がかつて「日本は普請中」といったが、いまも普請中。ここから近代を超えた知の再構築をはたし、曲がった背中を伸ばそうヨ。