表現とことば

ことばは、人を世界につなぎとめる。こころのなかにことばで<世界>を組み立て、世界に向かう。<世界>はそれぞれの世界へのリフレクタ―である。直接世界を見ることは出来ない。感覚やメッセージから<世界>をこねて、<世界>を観る。世界においては人は絶対孤独の物質にすぎない。そして<世界>のことばから世界に向かい、表現という「震え」を発すると、人という場所、自分という空間が生れる。