持つ、見る

およそ分類には、「持つための分類」と「見るための分類」がある。図書館の十進分類は「持つための分類」、ポータル・サイトのディレクトリは「見るための分類」である。ポータル・サイトで流行を追うのは容易いが、図書館では難しい。


だが、この「持つ」「見る」は、実はそこあそこの境界に発生している。「見ることで持つ」か「持つことで見る」か。ここにインターフェースがはじまる。


中尾佐助は分類の天才だった。