ピクチャレスクのはじまり

ピクチャレスクは18世紀にはじまるとされるが、おそらくは16世紀ごろにはじまる色や形の構造化・カタログ化の熱情にはじまり、18世紀になって様式として社会に放たれるようになったのだろう。おそらくは「都市化」の動向と無関係ではないはずである。都市がそのままピクチャレスクといっても過言ではない。博覧会、博物学、動物園から機械、テレビ、電話、映画まで。また人工なるものへのあこがれでもあった。これらはピクチャレスクであるとともに都市である。


ここに近代の背骨が隠されている。