三遠バーチャル・リアリティ

VRは脳に近すぎる。「途上」のプロセスを飛ばしていきなり脳の近傍に情報が差し出される。だからこそ、解像度を落とし、人の感覚がつけいる「隙」をもったVRを提案したい。おそらくは圧倒的なリアリティを持ったソリッドな空間ではなく、やわらかな編集的リアリティをもった空間を生み出せるはずダ。そんなスキにこそリアリティが宿る。そろそろ日本的方法の面目躍如というところか。