Raindrops Rythm Recording

かつてメシアンは森のなかの鳥の声を採譜したが、もしやと思い本日の雨だれを録音してそのリズムを採譜してみる。さすがに天からの雨だれはかなりノイジーになってしまったが(リズムというよりクラスターになってしまう)、木からしたたる雨だれは意外なことに、三味線を想起させる。日本らしさとうたわれる「ゆり」などの独特のリズム感覚は、こんなあたりまえの自然のなかにあるのかも知れない。すると雷が太鼓で、雨が三味線であるわけか。そして風は尺八、光が笙、心のむせびが琵琶。篳篥が炎で鼓が足音。