「情報」とそれ

ある「情報」はいつも同一内容をさししめす。再現性がある。だからこそ「同じ情報」になる。情報そのものを書き換えないかぎり、Aという情報がBになってしまうことはない。地球シミュレータはそんな「情報」から地球の気象を再現する。だが、自分のなかにある思い出は、そんな「情報」とはほど遠い。曖昧ではあるし、思い違いがさしはさまれることもある。いつも「それ」くらいだ。