カオスの言葉の雲

この「情報」の内なる表現が言葉にあたる。もちろんこの言葉は外に向けて放たれる狭義の「言葉」ではなく、内に向けても外に向けても表現するための素材である。この素材が階層をなして組織され、「言葉」として唇を震わせる。この素材はおそらくはニューロンの生みだすカオスのなかにしまいこまれ、これらが成長していくなかで組織化され、意味を与えていく。

かたちに反応する細胞、色に反応する細胞などが見つかっているが、おそらくはここが言葉の源泉にあたる。まるで内なる世界を築く言霊だ。