こどもと百年後

このところ百年後のことばかり考えている。

いま、インターネットはあまりに未熟な大人たちの持ち物になっていて、「大人が使うもの」「こどもには規制を」という向きがとても強い。だが、そのような制限がされるべきなのは当の大人たちであり、こどもたちはこどもたちの柔らかい眼で存分にインターネットという未知の環境を学び、自分でルールをつくっていけばよい。

インターネットに関してこのところ「つまらないこと」ばかりがひろがるのも、未熟な大人たちの単なる私物であるからである。ある面、インターネットは社会化しているが、これはあくまでも未熟な大人たちのテーブルのうえにひろげられたテーブルクロスに過ぎない。まだとても本当の社会には到達していない。

こどもたちはいま何に向かっているのだろうか。ぼくもそっと一緒に歩みたい。

そんなわけで、百年後のために、こどもたちのためにとあるプロジェクトの企画を書いている。百年を平気で考えてしまうのはやはりこどものなせるわざ、ですかねぇ。