月島遊便局002(2005.12.22月齢20.81)

月島に夕日


午後、月島の工作舎に中上さんを訪ねる。前回の月島ミーティングは阿吽のはじめの顔合わせといったところで、あまり「構想」や「想い」は交換していない。だがそれでも十分すぎるほど月が動きだしていた。来月下旬、またメンバーでミーティングを持つが、それまでにある程度の目当てと中上さんの想いに聞き耳をたてておきたくて本日の訪問となった。

中上さんはどこか人を引き寄せ、結ぶところがある。接着剤でもメディアでも目利きでもある方。まさに遊侠人。あっという間におよそ三時間ほどの時間がぐるぐると回り、博物館に埋もれた幻の収蔵品の探検、小学校図書館の本棚から日本観光読本、月島物語、超小型衛星、100$PC、産学連携機構、デジタルアーカイブスヌーピースクイークから悉皆屋まで語り尽くす。

中上さんの月島にはじまる想いの先に同じ月が光っているのを実感する。いきなり構想を書きこんだり、ゼロから話を聞くよりも、ある想いの目当てを披露するのがよいというのも同じ。このあたりに悉皆・編集感覚がある。