2004-04-27から1日間の記事一覧

近代の先

さて0911以来、「近代は終わった」という気分が世界をおおっているが、近代を破壊するだけでなく、「近代の先」を歩みたいものダ。破壊はテロリズムどまりだ。ジャーナリズムにいたるまでいまこのテロリズムが横行している。このふたつのココロの軸がなかな…

軸の所在

だが、このふたつのココロの軸はどちらか一方を選択するのではない。だれもがこのふたつの軸をもっている。現実的思考・科学的思考は物理的生活を成立させるためにはたらく軸であり、超現実的思考・神話的思考は、物理的空間をこえて他所の空間、世界と連な…

マイクロソフトリナックス

マイクロソフトとリナックスもこの軸に重ねてみることができる。エリック・レイモンドはこの軸を『伽藍とバザール』と表現した。ビル・ゲイツを頂点とするマイクロソフトのソフトウエア開発を「伽藍」とし、リナックスのソフトウエア開発を「バザール」とし…

森林と砂漠

鈴木秀夫は風土論のなかでまた二軸を展開する。砂漠という風土ではいつもいま決断しなければならない。これがロゴスを核とした一神教を生む土壌となり、やがてイエスを生んだ。一方森林のなかはどこを切っても不可分な多様で多彩な関係にみちている。これが…

神話的思考と現実的思考

ヒトの心のなかには神話的思考と現実的思考が同居している。現実的思考は、コップをもったり、御飯の支度をしたりと日常的な「所作」にかかわる部分に連なる。また神話的思考は、花に母の顔を思い浮かべたり、神前で手をあわせたり、森の中で神の化身の鳥に…