道を思い出す

家から駅までの道を思い出してみる。その道を友人に伝える。「まっすぐ三十メートルほど行き、交差点を右にまがり、煙草屋の角を右に入ってはじめの信号を左折して百メートル」などのように。この言葉から受けるイメージは人により大きな差があるが、「道」はきちんと伝わる。ここに表現がある。