2005-07-04から1日間の記事一覧

エディトリアル・サーカス

雑誌の醍醐味は、なによりもその編集にある。あるコンセプト、あるテーマのなかの百花繚乱の光景にこそワクワクするものだ。残念ながらインターネットのなかにはそんな雑誌は登場していない。でもそんなエディトリアル・サーカスに、これからのインターネッ…

メールマガジンからブログへ

メールマガジンは誰もが発行できるメディアである。だがあくまでもテキスト主体でシーケンシャルに読むしかなかった。雑誌の同時性の面白さを伝えるのは困難である。おそらく現在は一時期ほど誰もがメールマガジンをやってみようとは思わない。かつては個人…

ブログ検索エンジン

いま「ブログ検索エンジン」の開発が水面下で熾烈な競争を繰り広げている。なにしろブログの更新頻度が高いのでいままでの検索エンジンでは一番ホットなブログの情報をとることができない。ブログ全体の動向を常にリアルタイムで把握しようとすると少なくと…

多様をめぐる

雑誌の魅力のひとつは様々なコンテンツである。様々な人が様々なテーマについて書き、それが雑誌という場所で編集され「かたち」を与えられて放出される。様々なコンテンツを行き交えることが面白い。だがブログの場合は別のテーマを書きたくなると同じブロ…

電子掲示板と雑誌のあいだ

電子掲示板は誰もが対等な立場で書きこみ閲覧する。もちろん掲示板の管理者はいるのだが、編集性は発揮されない。ブログの場合は方向性があり、書きこむ人とそれを読んでコメントをつける人に分かれる。だから編集性が生まれ、一貫した意図を伝えることがで…

コミュニケーション

雑誌と異なるのは、まず誰もが記事を書けること。雑誌のように「売りモノになる記事」という前提条件はない。これは個人の日記に近い。もうひとつの特徴は、リアルタイムにコメント、トラックバックがやって来るということ。雑誌の場合はかつては葉書がそん…

スレッド・メディア

ブログは時計仕掛けのスレッド・メディアである。もちろんリンクを埋めこんだりすることはできるが、基本は「日記」にある。あるテーマに寄り添って書き連ねていくと「記事」になるし、自分に起きたことを連ねていけば「日記」になる。だが、様々なコンテン…