エスノ・サイエンス

理性と合理性で建築されたかに見えるサイエンスも人の見立てがかかわる。近代と科学のあいだの等号の存在。近代科学は人の認識の特異点。月は科学を語らない。

フィクシオン

ここにそこをおく。ここからそこへ連れていかれる。こことそこのあいだのものがたり。

のぞき/のぞかれコミュニケーション・モデル

発信/受信という時間的矢印によるモデルではなく、場の役割からのモデル化。のぞき・のぞかれる場のなかの意味ネットワークのはじまり。コミュニケーションには意味作用がある。コミュニティの核の意味ネットワーク。

Nipponesque(1)

てらいのない、そのままの日本。見立てと間。表意と表音。森のモード。へんとつくりのある空間構成。狩野派のへんとつくり。たたずまい。三十代の元気。日本らしさ。Japanが似合わない日本。高層ビルの足下の屋台。

感覚の由来と将来

感覚器官形成の歴史的プロセス。味覚と触覚。脳の三層構造と感覚。感覚と認識。感覚ディスプレイを見続ける人。認識の前後。情報を処理するということ。構造と色。無色のモルフォ蝶。

ネットワーク再考

事物の連なりが生む世界。地球上の誰とでも6人を介して出会えることと20の扉。粘菌の情報処理とネットワーク。フィードバックと半次元と構造の誕生。構造とはなによりもネットワークにはじまる。

ペーパー感覚

YES! PROJECTはいったいどうしてしまったのだろうか。参院選であれだけ声高らかに設立されたが、そのあとはなしのつぶて。9月20日を最後に更新されていない。もっと日常のポリティクス感覚を磨いてもらいたい。なぜ、耐震構造計算偽装問題の証人喚問をネット…

対想日本

昨日(12.17)、東大で日本の日記文学から当世流行のブログまでの連なりをさぐるLACのシンポジウム『私的領域からのアート発信』があった。日記とブログの連絡は少し短絡的にすぎるが、平安時代から中世にかけての日本の心情がいまどのようにはたらいている…

月島遊便局001(2005.12.15月齢13.5)

工作舎が今年夏に渋谷区松涛から月島へ。その工作舎を迎えたのは三年に一度行われる佃島住吉神社例大祭。工作舎の社長の席も譲り、そろそろ少し自分のやりたいことをやってみたいという中上さん。月島に日本の姿が凝縮されていることを見た中上さんは月島を…

『ことばの国』

『ヨハネの舟』に続いて本々堂『ことばの国』脱稿。短編小説。 ▼『ことばの国』 http://zen-story.seesaa.net/article/10587693.html▼『ヨハネの舟』 http://zen-story.seesaa.net/article/6836174.html ちなみにいま書いているのは『夜のカフェテラス』。こ…

JapanesqueからNipponesque

かつては「ディスカバー・ジャパン」があり、"Japanesque"があった。「日本」という言葉、音韻にまだ社会的なてらいもあり、なかなか言い出せずにいた。そのときに外と近代を装いながら視点を逆転させて"Japan"といってのけた。だが、いまは日本に対するてら…

墨の音

墨が音をたてる。水墨画家の土屋さんをたずねる。気がつくと久方振りに日本の話に明け暮れていた。すさぶ熱海、表音・表意空間、鈴木秀夫の風土論、山水、アジア的空間、表意するアジア、風水、黒船、境界線の遊び、日本的なるものの呪縛、七福神、三十代ア…

20の隔たり

このところ、20Qがブログを騒がしている。「二十の質問から心のなかに思っているものをあてる」というもの。これを聞いて『二十の扉』を思い浮かべた人は少しご年配。最近、バンダイからも20Q玩具が発売されなにやら流行しそうな気配。20q.netで試してみて、…

表音と表意

およそ表現には二つの類型がある。「表音」と「表意」、アルファベットと漢字だ。アルファベットは文字に意味があるのではなく、文字を順に連ねていく単語に意味が生まれる。その単語の語源もそのモノがむかし「どう呼ばれていたか」の変遷であり、モノのか…

風光明媚

この季節になると朝テレビで各地の紅葉中継がなされる。たまたま嵯峨野の二尊院が中継されたが、その庭がまさに風光明媚だった。いま、色々と建築の概念をあたっているのだが、日本では庭も建物もひと連なりで境がない。光は「明るさ」という機能ではなく、…

さがゆき

久し振りにとんでもない声に触れる。自分のまわりが声につつまれて流れはじめる。インディーズやジャズファンの間では少し知られているけれど、他ではほとんど知られていない宝石。桃山晴衣やおおたか静流や元ちとせやSLAVAをはじめて聴いたとき以上の衝撃。…

バブル・チェーン

自民党と楽天のあまりの類似が気になる。どちらも社会的に支えている層が30代後半から40代はじめ。革新を謳うが確信も核心もない。不確かなバブルの上の踊りである。おそらくは政治やITの分野だけでなく、あらゆる分野に同じ傾向がある。都市の破綻と少子高…

都市・文化・経済・脳・書物・技術・玩具

都市・文化・経済・脳・書物・技術・玩具、これらを同時に語りたい。

近代の特殊性

近代の特殊性は、およそ人が見えにくくなっているところにある。だが一方で脳の存在が強調された時代でもある。

構造と階層

階層とは、構造理解のための便宜であるのかも知れない。

1ビットのゴッホ

ゴッホの1ビットには無限の階段がたたまれている。たった1ビットの情報を表現するために丁寧に丁寧にプロセスを重ねていく。それが誰が見てもゴッホとわかる筆遣いを生む。ぼくはゴッホの絵のなかでは『夜のカフェテラス』が一番のお気に入りであるが、この…

女性の社会化と社会の都市化

よく女性の社会化が叫ばれ、これからの社会像が語られるが、これにはむかしからどこか違和感があった。バブル経済の破綻と社会機構の崩壊は、そのまま都市化する社会の破綻を意味していたが、なぜそこに「女性」かがなかなか了解できずにいた。選挙の期間に…

ブログと都市

なぜ、いまこれほど急速にブログが動きだしているのか。どうも都市の動向に絡んでいるような気がしている。おそらくは「半都市」の入り口ではないか。

ブログ検索

あっという間にブログ検索がひろまる。すでにブログが社会化する準備は整った(技術的には)というわけだが、まだ肝心のブログの中身が伴っていない。ブログはまだ未熟な玩具といった按配だ。よくこれだけ数分前のブログの検索ができるな、と思いつつ、何で…

本々堂オープン

『Zenetics Joutnal』の「書物・宇宙」に「本々堂」オープン。ここは完結の短編小説置き場。第一篇は、「ヨハネの舟」。これは一昨日見た夢を題材に短編に仕上げたもの。 ▼Zenetics Journal http://zenetics.jp/jnl/>

都市とイメージ

都市はあまりにイメージに流されやすい。都市はいつ消失するやもしれぬ不確かな空間で、都市を建築すること自体にいったいどれほどの価値があるのかわからない。近代という脳内現象は都市にひたむきになったが、繰り返されるテロリズムや膨らみ続ける環境問…

『ZENETICS JOURNAL』創刊準備のはじまり

ブログを利用した雑誌『ZENETICS JOURNAL』の創刊準備。これからゆっくり育てていきまする。たぶん半年ぐらい創刊準備。

YES PROJECT

自民党懇談会の"YES PROJECT"がいただけない。もう一度ウッドストックが必要か。

project m

桜氏と"project m"の打ち合わせ。

自民党とブロガー

「メルマガおよびブログ作者と自民党幹部との懇談会」の話題がブログをかけめぐっている。無党派・若年層を取りこもうという意図はあまりに丸見えなのだが、どうかブログを、若い人がいま育てている文化・風土を甘くみないで欲しい。まず自らのサイトをブロ…